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さるかに合戦(後編)2014-12-27 Sat 22:22
前回のお話。
おにぎり(梅)との交換で得た柿の種を見事に成長させたカニは、適材適所の精神で暇を持て余しているサルへとその収穫を依頼する。 快く依頼を受けたかに見えたさるであったが、その胸中にはドス黒い感情がとぐろを巻いていた。 ~ シーン4 ~ ![]() ![]() さるはするすると柿の木を登って行きました。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() <木の上> ![]() ぶちっ! ![]() ![]() 柿の甘みに魅せられてしまったさるはその場で次々と柿を食べていきます。 一方木の下では── ![]() ![]() <木の上> ![]() さるは近くにあったまだ熟していない青くて堅い実をもぎとりました。 ![]() <木の下> ![]() ぽかーん!! ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() <木の上> ![]() さるの動きが止まりました。 さて、どうしたものでしょうか。 <木の下> ![]() ![]() 突如かにの口にハンカチーフがあてがわれ、ものの数秒のうちにかにの意識がなくなりました。 ![]() <木の上> ![]() ~ シーン5 ~ さるの投げた青い実の攻撃?で寝込むことになってしまったかにの元へ、栗・ハチ・うすがお見舞いにやってきました。 かに 「・・・zzzz」 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() こうして、【さるかに合戦】だというのに主人公をはぶった【さる栗ハチうす合戦】が幕を開けたのです。 ~ シーン6 ~ さるはとある家までやってきました。 理由は簡単。 招待されたからです。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ハチは水瓶の方へと飛んでいきました。 ぱちぱち── 囲炉裏の火が煌々と音を立てて燃えております。 さるはその様をぼうっと眺めていました。 その時です! ![]() 囲炉裏の火で熱された栗がはじけ飛び、さるの顔面を直撃しました。 ![]() さるは顔面を押さえながら勢いよく立ち上がります。 そして向かうは水瓶。 い、いけません! そこには!! ![]() 水瓶の影から飛び出したハチがさるのおしりをズブシャッと刺しました。 ![]() ![]() さるは顔とおしりを押さえながら家の出口へと向かいます。 いわば戦略的撤退です。 さるが家から出ようとしたその時!! ![]() 屋根で出番を待っていたうすが飛び降りたのです! ![]() ![]() ずどーーーん!!!! 激しい衝撃音です。 これではさすがのさるもひとたまりもないでしょう。 ![]() ![]() ![]() なんということでしょう! さるはノーダメージでした!! ![]() さるはすまなそうに顔を伏せ、言いました。 ![]() 柚希は下衆でした。 ![]() ![]() それからは、かにさん、さるさん、栗さん、ハチさんは皆で仲良く暮らしました。 でも、うすさんだけはいつまでも経っても帰ってきませんでした。 ── おしまい ── スポンサーサイト
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