生命科学研究所(DD専門)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |

かちかち山 『第4話』

── 13:09  金紗の自室 ──


カチカチカチ・・・

金紗 金紗 「・・・・・・・」

カチカチカチカチ・・・

金紗 金紗 「・・・ん」

カチカチカチカチカチ・・・

金紗 金紗 「・・・ん?」
金紗 金紗 (明るい・・・、朝?)

金紗はのっそりとした動きで枕元に置いている懐中時計に手を伸ばした。
指先に感じられる懐中時計の冷たさが少しばかり心地良い。

金紗 金紗 (・・・朝どころか、お昼・・・)

そっと懐中時計を元の位置に戻すと、体を起こして自分の携帯電話を拾い上げる。
画面を表示させると、懐中時計よりも少し早い時間だった。

金紗 金紗 (・・・やはりお昼なのね。ん・・・?)

ディスプレイの隅に着信のマークが出ていた。

金紗 金紗 (誰かしらね・・・迷惑な。まあいいわ)

着信には気づかなかったことにしようと、金紗は携帯電話をお気に入りのクッションの上に投げた。

金紗 金紗 (・・・そういえば明日から劇の続きだったわね)

それ関連の電話なのかしら、と金紗は思ったが、すぐに頭を振った。

金紗 金紗 (呼ばれていない私には関係のないことね・・・)

もう一度懐中時計を手に取る。
カチカチカチと一定のリズムが眠気を誘ったのか、

金紗 金紗 (そうね・・・寝ましょう)

金紗は再びその身をベッドへと沈めたのだった。


続きを読む
スポンサーサイト
昔ばなし | コメント:0 | トラックバック:0 |
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。